No.28「究極の田舎風“黒味噌づくり”」

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4月24日に白ふじの里で行われた「黒味噌づくり」。外に飾られたたくさんの鯉のぼりが気持ち良さそうに泳ぐ中、白ふじの里の室内では、案内人の海野一博さんの指導のもと、田舎風黒味噌つくり。

おとうさんにおんぶされた5ヶ月のかわいい赤ちゃんやら、2才の女の子、7才の女の子も参加してくれました。

このプログラム、完成は2年先!という長期的な内容。手間ひまかけた本当の「手前味噌」つくり。この日におんぶされていた赤ちゃんが味噌が完成する頃にはきっと歩いていると思うと、なかなかの時間をかけることを実感します。
また、この2年の間には味噌から溜まり醤油を取ったり、イノシシ鍋を作ったりと、味噌を使ったイベントがいろいろと行われるとのこと。ということで、まずは次回シシ鍋の開催日を決めるところからスタートしました。

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「味噌加工室」に移動し、いよいよ味噌作りへ。15kgの国産の黒大豆を、スタッフのみなさんが大きな寸胴で蒸してくださっていました。
蒸している間は、海野さんのトークショー(笑)。いろいろなお話を聞かせていただきましたよ。

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そして、蒸し上がったものを、人肌にさましていく作業。ここで参加者のみなさんがうちわを使ってさまします。
ちなみにですが、普段海野さんたちが味噌作りをする場合には扇風機を使われるそうです。

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しかし、今日は手作り味噌作り。みなさん一生懸命うちわを扇ぎます。途中、海野さんが持っていた非接触温度計で温度を測ると「52℃」。「まだまだ!」とスパルタで(!)参加者さんを奮い立たせていきます。

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ようやく人肌になった大豆に麹を入れて、次はみなさんの手で混ぜ合わせていく作業。2才の女の子も一生懸命お手伝いしていました。豆知識として、麹菌をコネコねすると手がツルツルになるらしいです。そう言われると、より張り切ってコネコネしたくなりますね。

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続いて臼やすりこぎを使い、まんべんなく混ぜ合わせる作業。この日が初対面だろうが、みなさん協力しあいながら進めていきます。7才の女の子も一生懸命臼をついてくれました。

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そして、混ぜ合わさった味噌を容器に投入!ハンバーグを作るときのように団子状に丸めて、容器の中にドーン!日頃のストレスをはらすべく(!?)力一杯投げ入れて良いようです。

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そして、形を整えて、容器をキレイにし、重しをしてこの日の作業はこちらで終了!

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参加者さんが「こんなに力仕事だとは思わなかった!」と言っていましたが、本当にみなさん全力で作業をしていました。

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長い時間をかけて、自分たちで作った味噌が熟成されていくというのは、完成がとても楽しみになりますね。他のプログラムに比べるとお値段が少し高いプログラムだと海野さんが最初におっしゃっていましたが、国産の大豆をふんだんに使用し、長い時間をかけてじっくりと作られる味噌つくり。
改めて味噌の奥深さと魅力に触れられた機会だったのではないでしょうか?

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最後に、参加者のみなさんとスタッフのみなさんと。

リポーター:やまだ

 

プログラムの詳細はコチラ
http://2016.fujiedaonpaku.jp/program/201624021401