2016.11.17
No.50 竹から筆ができる?竹筆づくりワークショップ
放置竹林を使って竹筆作り!
岡部の殿にあるフランクさんで開催されたプログラムのレポートにいってきました。
パートナーの八木さんは、国産の木へのこだわりや地元の放置竹林へ取り組むなど積極的に行動されています。
県内でも初となる竹筆づくりのワークショップ
そもそも竹筆とはなんだろう、と思い調べてみたところ、竹筆の歴史は毛筆よりも古く、中国文明の発祥地からその源が確認されているそう。
そして、子どもが誕生し「命名」をする時、竹の成長力と真っ直ぐ伸びる姿にあやかり、
竹筆を贈り命名する、このような文化となって伝承されているそうです。
今回は八木さんが整備している竹林から採ってきた竹を使って筆づくりをします。
作り方はとっても簡単!
筆にする竹を切って、
トンカチで叩くのみ!
みなさん、集中して無言で竹を叩き続けます。
最初は棒だった竹も、叩いていくうちに筆のようになっていきます。
八木さんがみなさんの様子を丁寧に見てくれるので、ちいさなお子さまでも自分だけのマイ筆を作ることができましたよ。
竹筆づくりの後は、自分の作った筆でひとつ作品を作りました。
マイ筆で書く文字、丁寧にかいて、大事にしたいそんな気持ちになりますね。
色紙の台はフランクさんからのプレゼント。
文字がきれいに見えるように、傾斜をつけて土台に切れ込みをいれてあるんですって。
職人さんのこだわりを感じます。
今回は、書道の先生や絵を描いている方、学校で子どもたちにもやってもらえたらいいな、などプログラムからさらに次の活動に広がるような機会になりました。
放置竹林の問題から竹を使ったワークショップを考えてくれた八木さん、ありがとうございました。
これからも活動の広がりに期待しています。
(リポーター:村松)