2016.11.17
焼01・「焼津節」ノスタルジア@古民家
焼津オンパレの01番プログラム。
「相当な力強さと静かな熱気」、案内人は勿論、それぞれのスタッフのプログラムに掛ける「心意気」が終始感じられました。
参加者の受付前に、案内人青野さんから頂いた「プログラムタイムスケジュール表」を拝見。
その中では、スケジュール毎の担当がキッチリと決められており、「タイムキーパー」まで配されいていた事に驚きました。
忘れ去れようとしていた「正調焼津節」の復活に掛ける「思い」は、「焼津節伝承会」により続けられてきていますが、更なる
広がりを求め、第1回「焼津オンパレ」にプログラムされました。
それは、創作菓子「焼津節(練り切り)」を生み出し、焼津水産高の先生、生徒、更には来日中の「ワルシャワ女子」のボランティア
をも得ることが出来ました。
伝承に掛ける多数の意気込みが、オンパレHPを通じ伝わり、参加予約が早々に定員に達したのではないかと感じます。
創作和菓子「焼津節」(練り切り) 焼津水産高の先生と生徒
そんなプログラムは、定刻に参加者確認が終了し内容の説明を受けスタートしました。
最初は市役所~会場(古民家・汀屋別邸)までの「小散策」、昭和32年当時の写真を手に案内役の解説を受け、
往時を偲びつつ行程を楽しみました。
市役所を出発、案内役は「太田」さん 遠景には、観光ホテルなど
心地良い日差し、爽やかな風
水天宮の前で 磨かれた歌碑なので「映る参加者・・像」
約30分ほどの散策の後、汀屋別邸に到着しました
入口には「焼津おんぱれ」のポスターが2枚
引き戸を入ると、受付・・・・ 「小さな参加者(女の子)」を受付しています
受付後暫し一服の後「あのころの焼津」と題して、大女将松永さんと清水さんのトーク(司会は青野さん)
司会・青野さん、松永さん、清水さん 花が咲きます、弾みます「懐かしい噺」
「福は・・・内」 「鬼は・・・外」、節分用です
また、こんなお座敷遊び用の盃群も有りました。
トークで盛り上がった会場は暫しの休憩、抹茶と「焼津節」を味わいました。
「焼津節(練り切り)」を作ってくださったのは、焼津おんぱれプログラム「紫陽花咲く山寺で焼津みそまん食べ比べ」のパートナーでもある、「和菓子工房 吉野」さん。
お茶の先生がたててくださった抹茶と共にお客様(参加者)のもとへ
ほんのり塩味、「満足です!」 「写真撮ろ・・」
いよいよ、本日の主題「正調焼津節」の披露です。
「荒まつり」、「鰹節」など焼津らしい言葉がちりばめられた膨大な歌詞が、町民(昭和初期)から応募されました。
それを「北原白秋」が選び出し、「杵屋栄蔵」が作曲しました。
歌い手「青野」さん、三味線「横江」の地元メンバーです
しっとりと唄います ポーランド・ワルシャワでも演奏
聞き入る参加者等
「決して派手でなく、目立たなく穏やかな・・・・」これが第一印象です。
しかし、何気ない感じの節回しに哀調が内包され、焼津らしい歌詞を抵抗なく日常感覚で両耳に届けてくれます。
これは「きっと、聞き込む程に馴染んで来る事だろう」、「多分、今後も耳にすることになりそうだ」
演奏から時間が経過した現在、そんな思いがしています。
今後、地元焼津で人の集まる処、また酒席等で「焼津節」が場を盛り上げる役割を担われる事を願います。
リポート・半田