2016.11.17
焼6 焼津みちくさ路上観察学
6月25日(土)焼津みちくさ路上観察学(笑)まち歩きが開催されました。
雨上がりの午後1時30分、焼津駅南口に参加者11名が集合。
案内人の増田明さんから、この日の目的地と路上観察学についての簡単な説明を聞き出発。
最初の目的地、中港 赤線のなごりのある建物を目指します。
焼津駅前商店街 まずは、路上観察学ウォーミングアップ。
「この店、この看板、ほらこれこれ」
「なるほね・・・、よく見るとおもしろい」
焼津駅前通り商店街から 小石川側に焼津旧港の方へ。
木の間に挟まれたカーブミラー。
コンクリートの隙間から生える植物たち。
“スキマネイチャー”と呼ぶようです。
路に こぼれそうな 紫陽花。
花を傷めないように 一列に歩きます。
無造作にからまる蔦
港町の風にふかれながら緑の壁
アンテナは何を
キャッチするのか。
ただ、静かにジッと眺める参加者たち。
最初の目的地 中港 赤線のなごり・・・
次の目的地を目指します。
焼津マンホール レクチャー。
そして、歩きます。
立ち止まっては、また歩きます。
旧港4号売り場あと地を通り 新屋の狭小路地。
各家々の玄関や軒先には様々な植木が並びます。
路地を抜けて 焼津市役所の裏側へ。
建物の背中を グンと見上げます。観察します。
焼津ゴールデン街 村松時計店の角を曲がり200mほど歩くと
主に水産物の冷凍保存庫として使われいた建物があります。
錆びたハンドルやペンキが剥がれカサカサした太いパイプが巨大オブジェのよう。
吸い寄せられるように建物に向かいます。
男性参加者からの「かっこいいよね」
目を輝かせ、少年時代の秘密基地を見つけたような表情が印象的でした。
神武通り キャノンで休憩。
足平にて さつま揚げを買う参加者も。
その場でつまんで、シェアする参加者も。
中央通りから 2番目の目的地小川新町の避難タワーへ。
高草山に虚空蔵山、そして富士山。
駿河湾の向こうには晴れた日には伊豆半島も望めるそうです。
タワーの下には港町らしい風情ある黒石川が流れます。
焼津市の漁港も一望でき風景まるごと深呼吸。
ここに暮らす人の数もかなり少なくなったと聞きました。
それでも、確かな生活の匂いはここにはあります。
参加者同士も打ち解け、笑い声と共に会話が弾みます。
移ろいゆく時代の中で、風化しながらもひっそりと佇む風景。
看板やマンホール、トマソン、路上の植物。
路上観察のまち歩きは、町には私たちを特別なあそび空間へ誘うモノや風景があることに
気付かさせてくれます。
歩いてみなくてはわからない。
観察すれば見えてくる。
ゴールは再び焼津市役所。
「お疲れ様」「ありがとうございました」
と挨拶を交わす参加者の皆さんの笑顔が嬉しい。
しかし・・・
おそらく・・・
いや、きっと・・・
参加者の路上観察と好奇心はしばらく続くでしょう(笑)
コバヤシ