No.03 玉露名人至福の一服「つゆ茶」を贅沢に味わい尽くす!

旅タクツアーに参加してきました!
集合は静岡駅。
ちょっとお天気が心配でしたが、こちらの車に乗って出発です。

 

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岡部の朝比奈地区の前島東平さんのお茶席で「つゆ茶」をいただき、抹茶の元となる小園テン茶工場を見学、大旅籠かしばや中にある「一祥庵」さんで季節のお膳ランチ、静岡と岡部の境にある「宇津ノ谷トンネル」と丸子散策を楽しみます!

バスのツアーとは違い、大型タクシーでのツアーなので、道中は参加された皆さんとお喋りを楽しみながらの移動となりました。まずは、東平さんのもてなし茶ばらへ向かいます。

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茶畑の中に急にあらわれたお茶席。 眺めもよくて、とっても気持ちいい!
そして、素敵な衣装でお出迎えしてくださったのが、前島東平さん。

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これまでの朝比奈地区の玉露の栽培のこと、東平さんがどんな思いでお茶を作っているのか、

今年のお茶の出来のこと、食のことなどたくさんのお話をお聞きしました。

貝殻を使った土づくりなど、東平さんのお茶は、子どもの成長を見守るような、そんな気持ちが伝わってきました。

そして、いよいよ新茶のつゆ茶をいただきます!

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今年は雨のふりかたが良く、東平さんも絶賛のお茶ができたそう。

普段の生活では雨が降れば残念な気持ちにもなるけれど、良い雨の降り方もあるんだなあ…

つゆ茶とは、「ひとつゆ(露)」を味わい尽くす飲み方のこと。

To you、あなたのためのお茶という意味も含まれています。素敵ですね。

また、朝比奈玉露の繊細さを感じるために開発し、朝比奈の窯で焼かれた青白磁の器でいただきます。

 

朝比奈地域の玉露を愛する気持ちが「つゆ茶」から伝わって きますね。

まずは1煎目をいただきます。 青のりのような香りがするの?と疑問でしたが、本当に海のかおりがするんです!

とっても強くうま味が凝縮された味わいです。

1煎目と2煎目の間には、「初亀」の酒粕をつかった酒まんじゅうをいただきます。
2煎目は1煎目と違って、あっさりとした味わいになっています。
そして最後は、かつおぶしとポン酢をかけて茶葉をいただきます。

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見た目はお浸しのよう。
お茶の木の枝をお箸の代わりに使います。 とっても新鮮でお野菜のよう、
お茶のかおりもして口の中もさっぱりします。
氷川きよしさんがこちらを訪れたときに、お口のケアにいいねとおっしゃっていたそうです。

地元だけではなく、日本中、世界中からここ朝比奈の玉露が注目されていることを実感しました。
まだまだお話が足りなかった東平さんの訪問を後にし、向かったのは「碾茶工場」 挽くと抹茶になる茶葉を作っている工場です。
出来上がった碾茶はこんな感じ。 茶葉を蒸して風力で露を飛ばしながら急速に冷却します。

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この高い網のなかを3回も通るそう。

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工場内はレンガの炉があり、とっても暑い!
レンガの中では蒸されたお茶を熱風と風力で乾燥させます。
最後に葉と茎をわけて、袋につめてできあがりです。

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ここで作られた碾茶はお店の名前を聞けば「聞いたことがある!」となる茶問屋さんやペットボトルのお茶でも使われているそう。
今までは知らなかったけれど、きっと皆さんも口にしたことがあるかもしれません。
ここで作られたお茶がたくさんの人に届けられていると思うと、少し嬉しくなりますね。

お腹が空いてきたところで、一祥庵へ向かいます。

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豪華なランチ! ツアーに参加したみなさんと、楽しくおしゃべりをしながら、おいしくいだきました。

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お昼の後は、藤枝と静岡の境にある「宇津ノ谷トンネル」へ向かいます。
ここは明治、大正、昭和、平成の4つのトンネルがある場所。

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明治のトンネルをとおって、静岡へ向かいます。
ちょっと怖いけど素敵な雰囲気、夏はひんやり涼しいだろうなー

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レンガの積み方の名前や、トンネルの入り口と出口で電球が切れたときの取り替えが静岡と藤枝と違うなど、トンネルトークで盛り上がりました。

トンネルを抜けて宇津ノ谷峠へ。 町並みがとっても素敵なところです。

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再びタクシーに乗り、丸子紅茶発祥の地へちょっと寄り道。
なんと、紅茶作り体験が開かれていました!

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丸子紅茶の村松二六さんから茶の木についてお話いただき、

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出来立ての紅茶で淹れたミルクティーをいただきました。

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丸子での出来事は本当に予想外でしたので、みなさんびっくり嬉しかったです。

 

朝比奈の玉露、丸子の紅茶 静岡の2つの素晴らしいお茶のお話や体験ができ、地元でもこんなに楽しめるんだ!と感じた1日でした。

案内をしてくださった千代田タクシーさんの加藤さま、ドライバーの川福さま、ありがとうございました。

会場は静岡市内になりますが、千代田タクシーさんではほかにもツアーも行われていますよ。

http://chiyodataxi.com/page0101.html

少人数での開催なので、お一人でも気軽に、さらに他の参加者さんや案内人ともぐっと距離が縮まりますよ。