焼19 防災と眉毛「眉毛は顔の額縁」

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2011年の311日に起きた東北地方太平洋沖地震や、今年の414日に起きた熊本での大きな地震など、世界的にも地震が多い国と言われている日本。静岡も昔から、地震がいつ来てもおかしくないと言われており、とくに焼津は港町なので津波の心配もあります。

今回焼津市にあるラボコスメさんで行われた“防災と眉毛「眉毛は顔の額縁」”では、美容の方の目線でのお話も交え、防災について改めて考えるきっかけを与えていただきました。

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まず、阪神・淡路大震災の時にボランティアとして現地に行っていた時ことを案内人のコスメコンシェルジュインストラクター・柴原章弘さんがお話してくださいました。そのときに、避難所で避難をしていた女性が段ボールで仕切られたスペースで一生懸命お化粧をされていたそう。女性は柴原さんに、こんな時にすみません。気持ちが落ち込んでしまうときだからこそ、いつものようにお化粧をして気持ちを上げたいとおっしゃっていたとのこと。その方はそこからお仕事に行かれたそうです。たしかに、私たちが普段生活をしていても、朝起きてまだ眉毛が書いていなかったりすると宅配便の受け取りなどが来たときに、できたら今は人に会いたくない…という気持ちになってしまいます。
避難をしている時に眉毛のことなんか考えてられない!という気持ちももちろんありますが、避難生活が長引いた時に、まず普段の自分を取り戻すことが大事だとおっしゃっていました。
また、非常時にも前向きになれるアイテムとして、防災バックに眉鉛筆を入れておくことが推奨されているそうです。他にも避難する際にまずその場から逃げる時に持っていくもの、そして安全を確保してから避難生活を送るために持っていくもの、それぞれが書かれた資料をいただきました。

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お話のあとは、コスメティック甲子園静岡代表・柴原幸子さんより、眉毛の書き方について指導があり、参加者のお顔に合った眉毛の色や形を提案していきます。眉毛は年とともに減るということや、眉毛を書いたら正面からではなく横から確認してみるなどなど、私個人的にも眉毛の形は長年の悩みでもありましたので、参加者のみなさんと一緒にお勉強させていただきました。

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静岡県は防災への意識が比較的高い方だと思いますが、眉ペンを防災バッグに入れておくといいといわれてハッとしたことも含め、今一度防災について考えるきっかけをいただく、とても有意義な時間でした。

こちらのプログラムは焼津おんぱれ開催期間中複数回開催されますが、すでに予約が満員だそうです。またの機会がありましたらぜひご参加をお願いします。
http://2016.fujiedaonpaku.jp/program/201601043434

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リポーター:やまだ