水田に浮かぶ神の子たち

焼13あの世この世お田植えまつり!!水田に浮かぶ神の子たち

宇宙や地球、自然の仕組み、虫や微生物、生物の営みと、『だれもが自分らしく生きる場を』

自然農法のスペシャリスト三浦伸章氏の指導のもと田植えをし、茨城にて自給自足型障害者アートを提唱する柳瀬敬氏率いる自然生(じねんじょ)クラブを中心とした田楽舞を特設水上舞台で鑑賞。その後にオンパレ御膳を食べながら聞く三浦氏×柳瀬氏によるランチトークは『豊かな未来』へ向けて私たちの心の苗となるでしょう。

案内人

星野建一郎(そば屋案山棒)三浦伸章(自然農法普及員) 柳瀬敬(自然生クラブ)

【星野建一郎(そば屋案山棒)プロフィール】エイブルアート・アールディファレンシエの作品を中心とした展示やライブなどイベントもやるギャラリーのある 手打ちそば屋のおやじ

大駱駝艦・渋さ知らズ等を経て、自身の舞踏オーケストラ『大豆鼓ファーム』を立ち上げる。東京を拠点に日本各地にて野外公演を中心に活動。その後、蕎麦打ちの高橋邦弘名人に弟子入り。広島・箱根・東京・静岡でそば修行。現在、そば屋案山棒を営みつつ、自然農法での田植え、稲刈り、収穫祭と一年を通して活動する『焼津鼓ファーム』の代表を務める。毎年、吉田公園での野外音楽フェス『頂』の渋さ知らズにてバンマス不破さんからの課題曲をいただき、1曲歌で参加。

【三浦伸章氏プロフィール】 MOA自然農法文化事業団 静岡中部西部地域 会員連絡会議 事務局長
農薬も肥料も要りません!自然農法歴32年の大ベテラン、自然農法普及員として全国を駆け回る三浦伸章氏登場です!!宇宙や地球、自然の仕組み、虫や微生物、生物の営み、そして土づくりのコツやプランターで栽培できる方法まで!!

1930年代、岡田茂吉氏、福岡正信氏らが始めた作物の栽培のほとんどを自然にゆだねた自然農法。 21世紀の現在、有機農法、慣行農法を経て、また、「緑の革命」「遺伝子組み換え作物」に代わる 農業の「第3の革命」として、自然農法(自然栽培)が、今改めて注目されています。 今回、30年以上に渡って自然農法を実践され、普及員として活躍されている三浦伸章氏をお迎えして、講演をしていただけることになりました。

『自然農法への想い』
三浦伸章氏 食の安心、安全と良く聞きますが、先祖から受け継がれた農業は、戦後一変しています。 化学肥料、農薬の普及で農業の携わり方が、急変して約60年自然環境や農地や人の健康まで荒廃して、調和が崩れてきています。 自然農法は、土・植物・生物がそれぞれ生命をもち調和した中で、野菜や果実を育てる力を発揮させるお手伝いをするのが百姓です。 昔から大百姓(おおみたから)と尊まれ、山・川・里・海・人すべての命を繋げる仕事をしていました。今環境と人の健康を考えると、自然農法で栽培された野菜をお届けすることで、皆様とともに百姓(みたから)を育てて行きたいと思っています。
三浦伸章氏facebook https://www.facebook.com/nobuaki.miura.9?fref=ts



【柳瀬敬氏 プロフィール】NPO法人自然生(じねんじょ)クラブ~施設長
『だれもが自分らしく生きる場を』 


つくば市を拠点に活動するNPO法人自然生クラブが、国際交流基金(東京都)の2009年度「地球市民賞」を受賞した。おりしも設立20周年の節目に授与された賞は、同クラブ施設長の柳瀬敬さん(51)にとって喜びもひとしお。教師を辞めて、知的障害者と共に暮らしながら有機農業と芸術活動を柱に走り続けて20年。手探りの中で見つけた「だれもが自分らしく生きる場所」には別の時間が流れる。
筑波山の麓にある畑で作業するメンバーと柳瀬さん(後列中央)

「知的障害を持つ人には独自の時間の流れがあって、それが私自身とても心地良い。農業の時間と似ています。自然とともにある、本来の人間の時間なのかもしれません」 筑波山の中腹に建つケアホーム「森の家」には8人の知的障害者が共に暮らし、通所者が6人。そこに農作業やアート支援のスタッフ9人が加わるにぎやかな所帯。筑波山のふもとや近隣に借りた田んぼ、畑で米と有機野菜を育て、収穫物は市内外の契約者約100軒に直接配達している。 「これくらいがちょうどいい。これ以上増やすと生産性を上げようと作業にも人手にも無理が出る。それだと意味がない。」 20年前、農業はまったくの素人。故郷、愛媛県で両親とも教師の家庭に育ち、筑波大学で教育哲学を学んだ。卒業後教師になり群馬県の全寮制私立学校「白根開善学校」に赴任。7年半にわたり自由教育を実践した後、再びつくばへ。「地域とかかわり、社会を変えていく実践の在り方を探りたかった」 とはいえ答えはそう簡単に見つからない。いったん母校の筑波大学に研究生として籍を置き、自分が目指す実践の場を探すこと約1年。「だれもが人間らしく生きる場」としてたどり着いたのが農業だった。1990年、知的障害者と共同生活をしながら有機農業を営み、表現活動として太鼓や絵画などのアートを実践する自然生クラブを設立。地元の人に手ほどきを受けて野菜を育て、軽トラの荷台に野菜を積みつくば市街に出かけ太鼓をたたきながら販売した。しかし、手塩にかけて育てても形の悪い野菜はおよそスーパーのそれには及ばない。売り上げより残った野菜を見るのが辛く軽トラ販売は2年ほどでやめた。「鍛えられました。消費者がつくる市場(しじょう)というものを肌で感じました。」 市場を知って逆に脱市場に燃えた。作ったものを売るだけでは市場の壁はこえられない。作り手と買い手の関係を、互いに与え合う仕組みに変えたいと契約者とコミュニティー農園を共有するシステムを構築。そこから自然と共存する必然性も見え始めた。堆肥作りやひまわり油絞り、炭焼きなどの環境活動も持続可能なコミュニティー農園のためだ。一方で、メンバーの表現活動の要、和太鼓の演奏も次第に形を整えた。「初めは即興演奏でしたが、海外公演で刺激を受け、自分達の生活の中から生まれた創作田楽舞が形になってきました」
2007年のアイルランド公演の様子

海外公演は1996年から始まった。ヨーロッパで盛んな知的障害者のアートフェスティバルに招かれ最初に行ったのがリトアニア。翌年からデンマーク、イギリス、ベルギー、香港、アイルランドなどで演奏。自然生クラブの和太鼓演奏はどの国でも絶賛された。 逆に海外の障害者の豊かな創造性に驚かされ「日本はともすれば障害者を健常者に近づけることで社会適応を図ろうとする。そうじゃなくて障害者のもっている創造性や才能に注目し、それを啓発していくことが大事」そう強く教えてくれたのが、3月14日につくば(市民ホールつくばね)で共演するベルギーの「クレアム」だった。 30年のキャリアがあるクレアムは一流の俳優やミュージシャンが知的障害者と共に活動し、彼らの才能を引き出しながら舞台をつくっていく。そのクレアムとの共演を自然生クラブ設立20周年の節目に実現する。ちょうど前祝いとでもいうように国際交流基金から「地球市民賞」を贈られた。「国や人種に関係なく心を通わせられる自然生メンバーの活動が評価され、本当にうれしい」。願わくば自然生クラブのような実践を担う人材が育つ自由大学が創れたらと夢は大きい。お金の価値ではなく、お金以上の幸せを分かち合う自然生クラブで、わが子3人も育っている。

注意事項

小雨決行 大雨時は店内にて自然農法の田植えのレクチャーと田楽舞鑑賞・ランチトークショーに代わります。

集合場所

そば屋案山棒 焼津市大住99(集合) 会場は案山棒横の田んぼ&店内です。

駐車場有20台 / 焼津市自主運行バス 焼津循環線  バス停『大住』下車  徒歩3分

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申し込み・問い合わせ先

2016年の開催、プログラムへのお申し込みは終了いたしました。

開催日程

あの世この世お田植えまつり!!

実施日時
2016/6/6(月)9:00~15:00
予約開始
2016/4/28
予約終了
2016/6/5
料金
大人3,500円 小・中学生1,000円 障碍者手帳持参の方1,500円(田植え・田楽舞鑑賞・ランチ代)
定員
25/40
最少催行
10
備考
集合時間8:30~受付開始

このプログラムのネット予約は終了いたしました。